先端放射光利用材料研究センターについて

■設置の趣旨

放射光利用は、材料科学研究、特に材料評価のために必要不可欠の手法となっており、 オペランドやIn-situ等の手法の急速な進展により、 材料創製における放射光 利用も今後ますます発展が見込まれています。 このような中で、金属材料研究所は、金研における放射光利用研究に関わる教員の連携を強め、 放射光関連研究に組織的に取り組む体制を確立するために、 先端放射光利用材料研究センターを設置しました。

本センターは、金研における放射光を利用した材料科学の長期的な発展を踏まえて、 次世代放射光施設の利用をその目的とする 全学の国際放射光イノベーション・スマート研究センターと相補的な役割を果します。センターの特長として、 材料科学研究に基盤を置き、 多様な施設・光源の統合的な利用および中性子散乱等の関連する他の量子ビームとの連携により、 総合的に放射光を利用した材料科学を推進することを目指します。

■設置の目的

本センターの設置目的は以下の通りです。

  • 1) 金研内の放射光関連研究者間の連携を促進し、 利用研究を推進することにより材料科学を発展させる。
  • 2) 次世代放射光施設と金研のインターフェースの役割を果たす。
  • 3) 外部の研究機関ならびに研究者と放射光利用研究に関する連携を推進する。
  • 4) 放射光利用研究推進のための計画・施策を立案し、推進する。
  • 5) GIMRTを利用した放射光利用研究の推進を行う。